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    「3軸」購入後「2軸」でフル積載OK…行政はどうなっているのか

    2008年7月28日

     
     
     

     「4月以降は3軸トレーラでないとダメだというので新車を購入したが、8月から2軸でも可能になるらしい。行政はどうなっているのか」。国際海上コンテナを輸送する各地の事業者から不満の声が上がっている。


     ISO規格の20フィート海上コンテナをフル積載(24t)する場合の経過措置が期限切れとなることから、国交省は「フル積載可能なトレーラは『3軸車』なので要注意」と3月にお触れを出した。ところが7月に入って「2軸車でも可能とするため通達を改正する」と発表。現在、「基準緩和自動車の認定要領について(依命通達)」改正に向けパブリックコメントを募集している。なぜこうした事態となったのか、事情を探った。(土居忠幸)
     10年前、国際海コン輸送の増大に伴い、国は全長20フィートのISO規格コンテナをフル積載する場合、「現行の2軸トレーラ(連結状態で最遠軸距11.5m以下のトレーラ)で、平成10年3月31日までに初度登録を受け、かつ安全上必要な改造を講じたもの」に限り、「平成20年3月31日まで基準の緩和を認める」と決定。今年4月以降、この経過措置が期限切れとなるためフル積載が認められた改造2軸トレーラの最大積載量は20.32tとなり、それまで運んでいた24tのフル積載を行う場合は「3軸トレーラ」が必要となった。
     国交省道路局と自交局技術安全部は連名で3月に、「経過措置終了のお知らせ」を発出。関連事業者らに注意を呼び掛けた。各地のトラック協会でもこれに基づき、海コン輸送を行う会員に周知徹底した。
     ところが、4月になって技安部の担当官が雑誌の広告に偶然「後軸重9.5t」を発見。3軸、3軸の問題は軸重が大きく関与し、経過措置は本来10t以下の軸重が10t超となるのを認めたもの。開発メーカーに問い合わせたところ、他規格も「20フィート海コンをフル積載できる条件がすべて整っている」と分かり、認定要領(依命通達)を改正する必要が生じた。
     開発したのは福島県に本社を置く花見台自動車。担当官は「国も大手メーカーも、軸重9.5tを含め、海コンを運べるコンパクトな2軸車が開発できるとはまったく予想しなかった」と告白。さらに、同社はバラ積みで基準緩和の認定を届け出たため、別審査の海コンフル積載をチェックできなかった。
     購入価格は2軸と3軸では大きな差がある上、連結全長も12m以内と通行経路にも余裕ができる新型トレーラ。「こうした新製品を世に出すための通達改正」(国交省)で8月実施を目指している。しかし「バラ積みと海コンフル積載の基準緩和認定は別モノと言わず、もう少し国のチェックのあり方が違っていれば高い3軸車を買わずに済んだ」と一部の事業者はこぼしている。

     
     
     
     
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