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    トレーラの横転事故比率、トラックの3倍 中運局調査

    2008年10月8日

     
     
     

     8月3日に東京都板橋区の首都高速道路五号線で起きたタンクローリーの横転事故は、積み荷のガソリン・軽油20kLに引火して、5時間以上炎上する火災となった。火災の被害で首都高速は完全復旧まで3か月以上を要し、通行料の減収分だけで20億円以上とされる被害金額の詳細は今も明らかになっていない。
     横転したタンクローリーは、トラックタイプよりも積載量の多いセミトレーラタイプ。これを受けてトレーラの重大事故を分析した結果、トレーラは事故総数に占める横転事故の比率がトラックより3倍以上も高いことが分かった。調査は中部運輸局が実施し、過去5年間に管内で起きた864件の重大事故を分析した。


     一般トラックの事故のうち、「転覆・転落」が全体に占める割合は13%だったのに対し、トレーラは39%と3倍に上った。
     また、トレーラ事故の種類を件数別で見ても、「転覆・転落」が1位で「衝突」「死傷」よりも上位だった。トラック事故は1位が「衝突」で、2位が「死傷」、「転覆・転落」は3位だった。車両保有台数が違うものの、トラックの事故は過去5年間で803件だったのに対し、トレーラは10分の1以下の61件にとどまっている。
     中運局はこの事故を踏まえて、「トレーラ特有のジャックナイフ現象などが起きないよう注意すると同時に、この分析結果を事業者に周知徹底していきたい」としている。(中道幸男)

     
     
     
     
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