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物流ニュース
マーベルオートサービス 映像活用したオリジナルの運転診断サービス
2020年3月12日
マーベルオートサービス(立花祥宏社長、東京都板橋区)は、ドライブレコーダー開発を手掛けるノーティス(大阪府守口市)の正規代理店として同社製品を販売する一方、映像を活用したオリジナルの運転診断サービスを提供している。
同サービスは、前方と車室内の2つのカメラで撮影された常時録画映像から、「直進」「一時停止」「右折・左折」「進路変更」「携帯操作」など、運転技術やマナーに関する項目について診断を実施するというもの。それぞれA―Eの5段階で評価し、運転全体の総評も行う。
その上で、改善すべき点を「優先順位をつけて3つ出す」のがポイントだ。立花社長は、「いきなりいろいろ言われてもできないもの。まずは3つに絞ってアドバイスを伝えることが大切」と話す。項目ごとに切り取った実際の調査映像も納品するという。
すでに設置済みのドライブレコーダーを活用し、解析サービスだけを受けることも可能。機器のレンタルも行っている。「運転席を撮ることに対し、ドライバーからの抵抗は強い。そういった場合は期間を区切り、診断の時だけレンタル機を付けることを勧めている」。
ドライバー向けの講習も請け負う同社。講習の実施時期については、「診断の前後に行うのが最も効果的」とし、「ドライブレコーダーは、決して悪い映像を撮るのが目的ではない。『こういう運転をしてほしい』と事前に伝え、さらにその後で実際の映像を見ながら説明を行うことで、ドライバーにも響きやすくなる」と同社長。「事故はドライバーの習慣に原因があることが多い。無意識なので、すぐに治るものではない。自分が気づいていないことを映像で実際に見ることが大切」。
なお、多くの事例を見てきた同社長は、「最も如実に出るのが一時停止」と指摘。「本人は停まっているつもりでも、実は減速しているものの停まっていないケースが多い。多くはわき見をしている」とも。
サービス提供エリアは関東が中心だが、「映像の解析だけならデータを送ってもらえれば対応可能」とし、東北から中部まで顧客を持つ。
費用は、設置済みのドライブレコーダーを活用する場合は同1万2000円。機器をレンタルする場合は3―4日の診断で1人1万5000円。講習は2時間で8―10万円(交通費別)。
◎関連リンク→ マーベルオートサービス株式会社
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