社会保険労務士法人みつばち髙橋事務所（髙橋大生社長、大阪府茨木市）はこのほど、トラック運送業のための「自動車運転者労務管理ガイドブック」を作成した。

　「運送会社の仕事とは」から「改善基準告示とは」「拘束時間とは」「三六協定とは」「日常業務の注意点」「書類の保存期間」など16の項目からなる同ガイドブック。髙橋社長は、「主に中小運送事業者の経営者や運行管理者、配車係の手元に置いてもらって、困ったときや確認するときに活用して頂ければ」と説明。「運送業において理解しにくいところを、出来るだけ分かりやすくまとめた」と述べ、事例や記載例、図表を多く載せるなど、「これがあれば何とかなる」という内容に仕上がっている。

　「労基署が労働時間をしきりに言ってきている」と近年の傾向を指摘する同社長。「労務管理はとっつきにくいとは思うが、監査の対応にかかる時間などを考えると、先にきれいにしておいたほうが会社としても楽だと思う。また、社長だけが情報を持っているのではなく、ドライバーや運行管理者にも知らせて知識を共有して協力してもらうべき。会社全体でホワイト経営に取り組んでもらえたら」とアドバイスする。

　同ガイドブックはＡ４判フルカラーで全２８ページ、価格は１０００円（税込み）。購入は、みつばち髙橋事務所のホームページから申込書をダウンロードし、記入の上ファクスで申し込む。

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