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  • 射界

    2016年6月27日号 射界

    2016年7月1日

     
     
     

     人間の欲望には限度がない。「おいしいものを食べたい」「ブランド物の服を着たい」から、果ては仕事がきついと「手抜きしたい」に、さらには「ラクして高収入を得たい」と、とどまるところを知らない。自らの能力と立場を考えれば、それは到底叶わぬ夢と分かっていても、心のどこかで欲望の夢を描きながら慰めとする。



     ▲社会の荒波に揉まれて厳しい辛酸をなめる。いま働く仕事の場で、少しでも上位に就きたいと日々頑張るが、上位に就きたいと願う優越的欲望ほど叶えるのに難しいものはない。能力はもちろんだが、時として運も作用し、場合によってはタイミングも重なる。人によって「運もタイミングも能力のうち」と評するが、全ての人にうまく作用するとは限らない性質のものであると知るべきだ。

     ▲俗諺に「弱い犬ほどよく吠える」とある。大した逸物でもないのに、やたら周囲に大物ぶりを誇示したがる。よく観察すれば、自らの能力のなさを裏返ししての表現に過ぎないと思い知らされる。そう言えば、動物の多くは自分より強い相手に向かって「強いふり」をする習性があり、人にも共通するところがある。それが人間特有の虚栄心となって表われ、周囲には「犬の遠吠え」と映るようだ。

     ▲虚栄心の対極にあるのが「謙虚さ」ではなかろうか。力不足と自覚すれば謙虚な姿勢で臨むのが常識的な人間である。謙虚で控え目な姿勢である限り、周囲は必ず迎え入れてくれる。そんな中で予想以上の成果を上げれば「なかなかやるじゃないか」と、その人の評価は倍加する。そうは言っても人は虚栄心の塊り。虚栄心など「全くない」と広言する人がいれば、それが虚栄心の表れである。

     
     
     
     
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