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射界
2018年11月19日号 射界
2018年11月26日
野球選手がホームランを確信して塁をゆっくり回りながら笑顔を見せる、歌手が歌い終わって微笑む…これら全ては、彼ら特有の自信に満ちたパフォーマンスとして喝采を浴びる。パフォーマンスを、人間の「行動」の一つと定義すれば、我々も日々、パフォーマンスを繰り広げていることになる。
▲人間は常に目的に向かって行動している。目的によって価値の大小はあっても行動という点では同じ。数限りないパフォーマンスの中で生活していると言っても過言ではない。パフォーマンスには二つの要素があり、一つが「何をするのか」という行動の内容を決めることだ。会話で相手の発言に耳を傾けるなど、外部の刺激を受け行動の内容を決めている。
▲二つ目は「何を、どんな心でやるか」を意識することだ。実は、ここまで考えて行動する人は数少ないが、パフォーマンスの質を決める大切な要素であると意識したい。予定表にメモする際に、そこまで考えるとすれば完璧だろう。重要な点を書き添えれば立派である。パフォーマンスは、その時点から始動していることになり、質的にも向上すると期待できる。
▲もちろん、全てを集中させることはパフォーマンスで大切だが、片方で「リラックス」も大事だ。緊張感から一点に心が集中し過ぎて、周囲の状況判断に誤りが生じては困る。集中する中にもリラックスする余裕を持つ必要が、そこにある。表現を変えれば「楽しむ」力をもって冷静さを保つことである。悲壮感や苦しみ、辛さから「リラックス」は生まれない。
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