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特車申請
行政書士のトラサポ 鈴木代表 信頼できる行政書士を「簡単に探せる」を目指す
2018年12月27日
「貨物運送の専門家集団が最高のスピードと最高の品質でお客様をサポートします」――。営業ナンバー取得から営業所や車庫の新設、各種変更届、さらには監査対応相談まで、運送会社を始めようと考えている人から、既存運送事業者まで、運送事業に携わるあらゆる人のサポートを行うとして行政書士が立ちあがった。今後、全国ネットを構築し、全国の事業者へサポートを行っていく一方、行政書士間で情報を共有するとともに、勉強会などで、行政書士のレベルアップを図り、サービスレベルの充実と向上を図っていくとしている。
運送業関係を得意とする行政書士が集まるのは、トラサポ(横浜市)で、代表を務めるのが、同都筑区の行政書士、鈴木事務所の鈴木隆広所長だ。
鈴木所長によると、トラサポは昨年夏、同所長が仲間の行政書士と共に立ち上げたという。
同所長は横浜市都筑区で開業しているが、運送許可に関する問い合わせは、地元神奈川だけなく、他県からも届いていたという。しかし、「神奈川県だけで手いっぱいだったため、他県では、他の行政書士に依頼するしかなかった」という。
ただ、請け負える行政書士をなかなか見つけられず、仕事を断らざるを得ないこともあった。
「ニーズがあるのに手伝えない」。このジレンマとともに、「貨物運送を得意とする行政書士がネットワークを組めば、こうしたニーズに対応できるのではないか」と考えた同所長は、貨物運送を得意とする行政書士の全国ネットワークの構築を考えた。それが、トラサポだ。
昨年夏に立ち上げたトラサポには現在、全国から10人の行政書士が会員として名を連ねている。
活動は、新しく運送業を始めたい人を全面的にサポートする他、既存事業者の届け出などの書類作成など、ニーズに応じて対応する。さらに、登録申請だけにとどまらず、監査対応相談や、コンプライアンスのサポートなど、経営サポートも行っている。
トラサポでは、こうした顧客ニーズに応じたサポートを行う一方で、サポートを行う側の行政書士のレベルアップも図っている。
「法改正など日々変わる環境の中で、アンテナを張り、情報を取得していないと、すぐに遅れを取りかねない」と話す鈴木所長。そのため、トラサポでは、会員である行政書士間で最新の情報の共有を進めている。
また、定期的に勉強会などを開催し、積極的な情報交換を行い、行政書士のレベルアップを図っているという。
「運送業を得意とする行政書士は、まだまだ少ないのが実情」と話す鈴木所長だが、「少なくとも、各都道府県に最低でも1人の行政書士を会員に持ち、全国ネットのサポートができる体制を構築したい」とし、「信頼できる行政書士を、地元で簡単に探せる、そんなサービスとして充実を図っていきたい」と話している。
◎関連リンク→ トラサポ
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