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    こんな会社に誰がした!第5回:「和気あいあい」に要注意

    2010年9月6日

     
     
     

     今回の?組織を蝕む原因?は「管理者とドライバーのなれあい」です。この問題の難しいところは、傍からはコミュニケーションが取れた明るい会社に見えてしまうことです。いわゆる、和気あいあいといった感じでしょうか。



     しかし、ココに組織を蝕む原因が潜んでいます。人間は誰でも、自分の意見を聞いてくれる人を好きになるように、ドライバーは、自分の意見を聞いてくれる管理者、配車マンが好きです。特に、自分の好きな仕事を優先して出してくれる配車マンならなおさらです。

     最初は配車マンに対して感謝しているのですが、次第に、その仕事以外をやりたがらなくなります。さらに悪化すると「そんな仕事できません」とあっけらかんと言う始末です。そうなってからでは、直すのは大変です。入社したての「私ごときが」が「俺様ほどの」になってしまっているのですから…。

     私も含めて人間の弱さですよね。社長は、この「人間の弱さ」をあらかじめ知った上で、会社を経営するのが大切だと思います。

     では、どうしたらいいのでしょうか? やはり「社長が管理者に求めること」をハッキリと決め、そのことを管理者に伝え、それがどれだけ達成できたかを評価することが必要です。

     管理者は管理者で「俺は物凄く頑張っている」と思っています。その気持ちは分かりますが、やはり、管理者は頑張っているだけでは平社員と変わりありません。ある程度の成果が求められます。

     その厳しさを教育するためにも、「管理者としてやってほしいこと」を明確に定めることが大事なのです。明確に定めるとは、できるだけ「数値」で設定することです。

     例えば、「Aドライバーのデジタコ評価点を90点以上にすること」などが考えられます。こうなると管理者も、ただ単にドライバーと雑談するのではなく、目標達成の手段として雑談を活用するようになります。「ドライバーとのなれあい」では管理者は会社から評価されないのですから。

     一見すると良く見える「管理者とドライバーのなれあい」、これも組織を蝕む原因の一つなのです。

     
     
     
     
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