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熱中症の予防対策を 荷積み、荷下ろし時は要注意
2011年6月21日
猛暑だった昨夏、7月から9月の3か月間の「熱中症による死者数」は全国で1648人にのぼったが、このうち職場での死者は47人。炎天下での荷積み・荷下ろし作業などトラック事業でも熱中症が多発しており、重症化を防ぐ救急処置の周知とともに、職場での予防対策が求められている。
暑さを判断する一つにWBGT値というのがある。例えば、気温が30度のときに湿度が45%で「警戒」、65%で「厳重警戒」、85%になると「危険」というように細かく気温と湿度の関係が示されており、近年では珍しくなくなった気温35度という猛暑になると湿度が55%で「危険」、20%でも「警戒」となるから十分な注意が必要だ。めまいや筋肉痛、大量の発汗、高体温など熱中症の症状はさまざまだが、糖尿病などの疾患を持つドライバーの場合はさらに注意が必要。睡眠不足や朝食の未摂取など不規則な生活に陥りやすい業務だけに、日ごろから十分な健康管理を心掛けると同時に、職場での応急処置の理解を深めておくことも大切だろう。(長尾和仁)
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