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    防ごう「パワハラ」 立場弱いトラックドライバー

    2011年8月3日

     
     
     

     「仕事は怒鳴られて覚えるものだ。会社内には『鬼軍曹』の声がいつも響く」「大切な荷物を預かる以上、従業員には厳しく指導する。オレもそうやって指導されてきたが、いまでは感謝している」──。運送業界ではこのように考える事業者は少なくない。しかし、そういった考え方は「パワハラ」と紙一重だ。



     日本産業カウンセラー協会がこのほど発表した、全国の相談室と通年無料電話相談「働く人の悩みホットライン」によると、相談室の相談件数は3513件、うち「パワハラ・セクハラ」に関する相談は42件(4.5%)だった。前年は38件(4.1%)、前々年24件(3.3%)と増加傾向にある。

     ホットラインも今年が55件(7.4%)、前年42件(7.7%)、前々年24件(6.6%)。同協会では「パワハラにかかわる訴訟や労災認定が多くなってきた。パワハラは、上司による指導との境界線の捉え方が難しいのが現状。不景気による人員削減など、より厳しくなる職場環境のなかで、この問題は増加傾向にある」とのコメントを出している。

     京都府下の社労士は「両者にコミュニケーションが確立されていれば問題にならないことも多い。逆に、意思疎通が図れないことで問題化することもある」と指摘。労働組合関係者も「ドライバーは立場的に弱い。パワハラだけでなく、過労運転などに発展する危険性もある。一人で悩むのではなく、関係団体などに相談するべき」と話す。

     近畿地方の運送事業者は「自分が上だと思うからパワハラになるのではないか。ウチではお客さんが一番上、その下にドライバー、一番下が経営者。逆ピラミッドだと考えている」という。しかし、「ドライバーなんて募集すれば来る。辞めたらまた雇えばいい」という会社も少なくない。「パワハラ」が発生するかどうかは、経営者のハラ一つではないだろうか。(小西克弥)

     
     
     
     
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