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大型トラック、減る一方の積載量 環境規制対応で
2011年10月13日
大型トラックといえば、かつては車両総重量20トンの車両と捉えられていたが、現在では同25トンの車両を指しているようだ。積載量は約14トン、最低でも13トン超を誇るが、以前の大型では14トンの荷物は、大型車と4トン車の2台を使って輸送していたところ、1台での効率的な輸送が可能となった。
しかし、最近の車両は環境対策の関係から車両自体が重くなり、「積載量が13トンを切るケースも増えている」と大阪府高石市の運送会社は指摘する。同社では、新たな環境規制を受ける前の車両と今年新たに導入した車両では、積載量に約1トンもの差が生じており、「環境対策で積載量が減るばかり。かつての大型トラック(総重量20トン車)と変わらなくなっては、25トンの意味がない」と嘆く。別の運送会社でも、「最新の車両は環境対策で様々な機械が装備されており、さらに、荷主企業もコンプライアンスの関係から、余裕のある積載量での運行計画を立ててくる。思うように積めず稼げない」と訴える。(佐藤弘行)
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