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    愛情を持って叱ること

    2011年12月9日

     
     
     

     「叱れる人」が少なくなりました。しかも雇われる側の管理者だけではなく、経営者までも「叱れない人」が多くなっていることが由々しき問題です。



     確かに「叱る」という行為にはリスクがつきものです。まず、社内で煙たがられる→下手をすると自分のことを逆恨みする人間も出てくる→結果として自分の居心地が悪くなる。こんな感じではないでしょうか? 自分が社内で浮いた存在になるのを恐れて「叱れない人」になっていく傾向が強いと思います。

     では「叱らない」ことが、どのような大きな問題に発展するのでしょうか? 最近の痛ましい事故を参考に検証してみましょう。それは天竜川の川下りの事故です。

     この事故は、もし乗客が救命器具を装着していれば、もう少し死者を減らすことができたのではと指摘されています。どうして救命器具の装着をお願いできなかったのでしょうか?

     私は、この会社が「本当の意味で乗客のことを大切に思っていなかったから」だと思います。船頭らがお客様に「夏なので暑いですから救命器具の装着をしなくてもいいですよ」と話していた、との話です。これが事実だとすれば、この会社は乗客の安全について軽視しているとしか言いようがありません。

     乗客は川下りの危険性を知る術がありません。知っているのは船頭らなのです。万一のことが起きた時に、乗客はどうなってしまうのか? このことを真剣に考えていたなら、「暑いから救命器具を装着しなくてもいいですよ」という無責任なことなど、間違っても言えるはずがありません。

     法律で義務化されているかどうかも関係ありません。乗客にとって本当にどうしたほうがいいのか? ここが最大のポイントです。本当に大事なことであれば、たとえ乗客に対しても要請できるはずで、そのように乗客に思わせるだけの説明をするべきです。それができなかった結果、大惨事になってしまいました。

     翻って、運送会社のドライバーについても然りです。死亡事故や重傷事故を起こしてからでは遅いのです。そうなる前に、どれだけ愛情をもって、本当にドライバーのことを考えて、「叱る」ことができるのか。「ドライバーのことを真剣に考え、叱る時は真剣に叱ること」。運送会社の危機管理の一つです。

     
     
     
     
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