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    採算取れず… 過積載で逮捕の事業者

    2012年4月19日

     
     
     

     大型トラックで過積載運行を繰り返していた大阪府堺市の運送会社が摘発され、社長が逮捕された事件(本紙4月2日号既報)。過積載を行わなければならない事情が、取引のある運送事業者からの証言で分かってきた。



     同社は自動車部品を輸送しているが、リーマン・ショック以降、物量の減少などから運賃も低下。結果、通常積載量の倍以上の過積載を行わなければ経営が成り立たなかったようだ。摘発された運送会社に以前、傭車として取引を求められた運送会社(同和泉市)は、大阪から岡山までの配送を依頼された。運賃を聞くと大型車で約10万円。普通に考えれば悪くない運賃であったものの、詳細を聞くと10トン積載で岡山まで3万5000円、増トン大型トラックであれば、30トン積載すれば10万円の運賃になるといい、同社では過積載運行につながるとして取引を断った。

     10トン積載で大阪から岡山まで3万5000円では、同社では4トン車並の運賃で、大型車では当然採算が取れない。摘発された運送会社も事業継続のため過積載運行を繰り返していたものと予想される。「運送事業者だけが悪いとは思えず、運賃が極端に安く採算が取れないと判断すれば、行政が過積載強要として荷主を調査し世間に公表すべきでは」と話す。

     中国地方に配送を行う別の運送会社経営者は、「当社でも8トン車を利用して大阪から岡山への配送を行っている。関東と比較して運賃も安く、2トンの荷物で2万5000円程度。しかし、8トン車の積み合わせで、最低でも8万円の売り上げになるようにしている。1台1荷主の配送では運賃が安くなることから、できる限り積み合わせなどを行うことで過積載違反なども回避できるのでは」と話した。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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