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    不人気の平ボディー車 運ぶおもしろさ実感できるが…

    2012年4月25日

     
     
     

    truck2_0423.jpg 今月、関西のある運送会社が、平ボディー車2台を手放したという。同社ではウイング車とともに平ボディー車で機械製品や鉄製品などを扱っており、昨年10月から求人募集をかけてきたが採用はゼロ。平車を乗りたがらない運転者が増えていると嘆く。「ロープを張ったり、シート掛けを嫌がり、平車に乗る運転者がいなくなった」とのことで、若者を中心に平ボディー車を敬遠するドライバーが増えている。トラックドライバー不足の中でも特に平ボディー車を扱っているところは深刻さが深まっている。



     平ボディー車では箱車、ウイング車にはない作業が必要になってくる。荷台へ掛けるシートは、丈夫な生地で出来ているため重量がある。どのあたりからシートをかけ、また、どの順番でかけていくかは経験によるコツが必要になってくる。

     同じ平ボディー車でも、ボディーの長さが4トン車の1.5倍もある大型車は、シートも当然重くなる。雨が降ると水分を含んでさらに重さは増す。荷物を固定するためにワイヤーロープをかけ、ラッシングベルトの操作、レバーロックの扱いも必要になってくる。「荷締めでは、本数が多くてもかける場所が悪ければ径の関係でワイヤーロープは切れ、荷物は落ちる。走行中、カーブで荷物が落ちることもあり得る。ウイング車の運転に慣れた運転者が平車を乗りこなすのは、たやすいものでない」と話す運送会社社長。

     近年、高速道路上での落下物の報告が増加傾向にあるが、荷締め不良によるものが少なくない。平ボディー車を10台保有している運送会社でも、運転者を見つけるのに苦労している。「若い運転者を中心に皆、ウイング車に乗りたがり、平車を嫌がる傾向にある。平車の運転者はドライバーというよりも、職人の域。ウイング車よりも平車の方が運ぶおもしろさ、楽しさを実感できるのだが…」と話している。

     「最初に平車を経験させるべき。平車がこなせればウイング車も完璧に乗れ、貨物車全体の安全運行につながる」と話す運送会社も。今年に入って、4トン車15年の経験者を採用し、2トン平ボディー車を運転させたが、荷主から「運転者がロープを締められない」と苦情を受けた。運転者は4?ウイング車しか乗務経験がなく、シートがけは初めてで、荷主が手伝ったという。(大塚 仁)

     
     
     
     
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