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長距離は避ける傾向に 中距離で利益重視
2012年9月11日
現在の運賃は基準があってないようなもので、大型トレーラの1か月の売り上げは100万円前後と、認可運賃時代では考えられない状態。運賃の下落は給与の下落となり、働き手が少なくなっている。大阪市で鋼材やコンテナを中心に輸送する運送会社では、大型トレーラによる鋼材輸送では走行距離2000キロで70万円、4000ー5000キロで120万ー150万円、そして1万キロでようやく180万ー200万円の売り上げに達すると話す。
さらに、「現在の運賃は距離が長くなれば売り上げは上がるが、長くなれば経費が掛かる。売り上げだけを見ると利益は残らず、車両、タイヤ、人件費など経費が重なるだけで利益はほとんどない。4000ー5000キロ走行の方が売り上げは少ないが、事故や車両の傷み、労働条件などから考えれば、会社にとってはメリットが多い」と語る。こういった理由から同社など大型車両を使う運送会社では、長距離輸送を避ける傾向にあるようだ。(佐藤弘行)
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