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    付帯作業はどこまで? 事務員も無償で駆り出される

    2012年10月25日

     
     
     

    トラックドライバーは、輸送契約にない付帯作業を行っていることが多い。物流センターでの荷揃えなど、運賃には含まれていない作業を当然のように行っている。ドライバーだけでなく、運送会社自体にも無償で作業を求めているケースもあり、過剰な負担がかかっている。

    「いわゆる協力金などの要請ではなく、荷主から人手を求められることもある」と神奈川県のある運送事業者。ほとんどが中小・零細規模である運送業では、ドライバー以外の人件費は極力減らし、事務所内は最小限の人数にしていることが多い。同社もそうした事業者の一つだが、荷主である元請けからは、ドライバー以外の事務所の人間も物流センターの作業に出ることを要請されるのだという。

     

    新規の仕事を受託し、積み込み場所や方法などをドライバーに教えるため、荷主の物流センターでの作業立ち会いを運送事業者の営業所長が行った。ここまでは運送事業者側が行うものだが、これ以外に荷主からの要請が増えてきたという。

    荷主から、本来の業務契約にない積み込み立ち会いを求められたという同社。荷主の創業キャンペーンで一時的に商品出荷量が増え、物流センターの作業量も増加するため、「運送会社にも手伝って欲しい」というものだった。荷主からの求めであれば断るわけにもいかず、運送会社では積み込み作業の手伝いや、普段より多く構内に入ってくるトラックの交通整理をした。運送会社から荷主の物流センターへドライバーや事務員が出向いているわけだが、これら作業の人件費は荷主から一切出ない。

     

    反対に、元請けから同事業者に料金を求められることもある。「安全対策」として元請けが「監査」との名目で調査に来るのだが、その費用は下請け側が出す。交通費や出張費、人件費などは元請けに請求されるのだという。下請けである同事業者は「こちらで要請したわけでもないのに、勝手に監査に来て料金まで請求されるのは納得いかない」と憤っている。

     
     
     
     

    この記事へのコメント

     
    1. 匿名 says:

      こんなん完全にアウトやん。でも、たしかに荷主に言われたら断れんよな。2〜3台でも入ってたら年間の売上にしたらけっこういくし。

    2. 匿名 says:

      これ9年前の記事みたいだけど、いまも何も変わっていない。下請法がどうとか言われても仕事切られたら泣くのは運送会社。

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    3. 匿名 says:

      荷主である元請けからは、ドライバー以外の事務所の人間も物流センターの作業に出ることを要請されるのだという。

      ドライバーに運転以外の仕事をさせようってのがおかしいと思うけど皆さんどう思いますか?

    4. 匿名 says:

      なんでかんでも下請け会社のサービスと言う
      ウソ善意裏を返せば中の人間が楽している
      ドライバーがしなくてよい雑用も言い方で働かせる賃金に加算されない

      夜勤している時間も夜勤料金にしない荷主
      トップがブラックだから‼️重労働になる
      なんでわからないのかなぁ?

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