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    新トラック運送経営のヒント(42)信用しても、信頼するな

    2012年11月9日

     
     
     

     「信用しても、信頼するな」。以前にも聞いたことがあった言葉ですが、先日、ある社長とお話しをした際に、この言葉を聞き深く心にしみました。



     その社長は運送業を経営して40年近くになる方です。開業当初は、ドライバーが当日いきなり休み、電話をしても出ない。仕方ないから社長自身がハンドルを握る。そんな経験を幾度となくしてきたそうです。読者の方も同様の経験をしたことがあるのではないでしょうか?

     ドライバーにしろ、管理者にしろ、「自分の会社を辞めたい」と言われると気分は沈むものです。特に期待して育てた管理者やドライバーの場合はなおさらです。しかも、それが1回でなく、2回、3回と続くと、いい加減、ちょっとした人間不信に陥りそうになります。

     「そんなに自社に魅力がないのか。どうして自分についてきてくれないのか…」。ひょっとすると、取引先のクレームよりもショックは大きいかもしれません。

     よかれと思っていろいろとやったつもりでも、社員には真意が伝わらず、かえってお仕着せに思われたりします。逆に「私はこれだけ頑張っているのに、こんな待遇では不安なので辞めます」など、辞めていく社員は実にいろいろなことを言ったり、思ったりします。

     「信用しても、信頼するな」。この言葉を語った冒頭の社長も、40年の経営者人生で、きっと、いろんなことがあったのでしょう。

     勇気を持って?信じて?人を雇用する(信用)。ただし、雇用して?頼り切る?(信頼)ことはしない。これが「信用しても、信頼するな」の真意ですね。

     信頼していた社員に辞められる。そうすると、経営者は「裏切られた」と思います。しかし「信頼」とは、経営者が社員に「依存」してしまっている証拠でもあります。ですから、社員から「突然辞めます」と言われた時に、腹が立ち、裏切られた、という気持ちになります。ところが、信用はしても信頼していなければ、そうはなりません。

     人の心は本当に移り変わりやすいものです。どんなに手塩にかけた社員であっても、辞める時は辞めます。

     「経営者は一喜一憂しない」。社員が辞めたとき、経営者も反省すべき点は反省すべきです。しかし、それと同時に、冷静かつ強い気持ちで新たに前へ進んでいく勇気を持ちたいものですね!

     
     
     
     
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