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    第144回:赤字の試算表を提出

    2013年7月5日

     
     
     

     金融機関に大きな担保を入れて融資を受けている会社があります。かなり大きな借金をしているので、金融機関なしに会社の経営は成り立ちませんし、金融機関もその会社が上得意扱いになっています。金融機関は時折、「試算表を下さい」と会社に申し出ることがあります。融資先である会社の経営状況を把握して、今後の融資動向の材料にしたい狙いがあると思われます。


     ある会社の社長も、金融機関の支店長からの電話で、「試算表を下さい」と言われました。社長はこのとき、「最近の不景気の影響で売り上げが落ち込んで、その分を取り戻していないのですが、よろしいですか」と話しました。試算表を提出すれば、売り上げが前年より減少し赤字の状態になっている、という意味に取れます。社長は電話の後、「しまった」と思ったそうです。

     社長は今まで、金融機関に赤字の試算表を提出したことがありません。試算表は必ず融資に影響しますから、融資の枠を減らされるようなことがあってはならない、と考えているからです。今回、電話で言ってしまったことが原因で減らされるかもしれないと心配したとのことです。しかし、言ってしまったことは仕方ないと、社長は初めて赤字の試算表を提出しました。

     しかし、支店長はその試算表を受け取っても今まで通り手続きをしてくれています。社長は、「担保も十分あるし最終の決算書が赤字決算ではないから、1回ぐらいの試算表の赤字は、今のこの不景気では結構、許されているのかもしれない」と思ったと言います。

     
     
     
     
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