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    新トラック運送経営のヒント(73)安全管理は継続がモノをいう

    2013年7月5日

     
     
     

     「8年間、安全管理をやってきて本当によかった!」。先日、電話を頂いたある運送会社の社長さんの言葉です。



     その運送会社は昨年、開業後に初めて死亡事故を起こしてしまいました。非常に真面目な社長で、開業後すぐに「最初から安全管理をしっかりとやっておきたい」というご依頼で長い付き合いになっています。

     車両数10台弱と、決して安全管理に費やす時間やお金に余裕がある状況ではないのですが、社長の方針でしっかりと安全管理に取り組んでいました。特に点呼については、補助者を選任して確実に実施していましたので何の指摘も受けませんでした。

     ドライバーに対する教育指導も年間計画を立て着実に実施。記録も作成保存しており、これも問題なし。初任診断と6時間以上の個別指導もバッチリ実施済み。運輸安全マネジメントも平成18年の義務化から継続中。「安全方針」「安全目標」「前期の安全目標の達成状況」「前期の重大事故等の統計」など、公表すべき項目がすべて営業所に掲示してあり、運輸局からも評価されました。

     圧巻は健康診断です。診断結果で「異常あり」のドライバーに対しては再検査を行っているのは当然です。ドライバー全員には毎日、「自己チェック表」を提出させ、各自の健康状態の報告をさせながら点呼を実施していたこと。この点について運輸局から「なかなかここまで実行している事業者は少ない」と、高く評価されたようです。

     結局、労働時間の違反を少し指摘されただけで、重大事故を起こしたにもかかわらず、おそらく30日以下の車両停止で終わる可能性が高くなりました。

     「8年間、安全管理をやってきて本当によかった!」。冒頭のこの言葉の重み。重大事故の監査で、社長は改めて身に沁みて理解できたようです。論より証拠。重大事故の監査という重要な局面で、日頃の、しかも8年間積み重ねてきた安全管理がモノをいったのです。監査が終わって電話をもらったときの社長の明るい声がすべてを物語っていました。

     「安全管理」は息が長く、地味で、その効果が見えにくい気の遠くなるような取り組みです。数年間、事故がないだけで気が緩み、おざなりになってしまいがちな代物です。「継続は力なり」。まさに「安全管理」にピッタリの言葉ですね。

     
     
     
     
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