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    新トラック運送経営のヒント(78)信じる勇気を持ち続ける

    2013年8月9日

     
     
     

     「あの時は、もう運送会社を辞めようかと思いました」



     久しぶりに頂いた社長さんからの電話です。社長さんの社員であったドライバーがある日突然、他のドライバーを引き連れて独立したとのことでした。当然のことながら仕事も同時に奪われてしまったようです。

     「少し精神的に参っていた時期がありました」と述懐されていました。「弱い社長だな」と思う方もいるかもしれませんが、真剣にドライバーを思ってやってきた社長さんだからこそ、ひどく傷ついたのではないでしょうか。

     こういった事態になった原因はいろいろあります。ドライバーが、そのような行動をすることを見抜けなかったこと。また、ドライバーがそのような行動に至った会社側の原因。この点は冷静に把握して反省する必要があります。

     今回のようなケースは、どちらかというと、創業者よりも二代目経営者の方が経験することが多いように思います。冒頭の社長さんもやはり二代目。なぜ二代目に多いのでしょうか? おそらく創業者は創業当初、ドライバー集めに苦労します。一癖二癖あるドライバーでも、おだてたり、すかしたりしながら、何とか経営をしていきます。しかし、二代目の方はドライバーの確保について、それほど苦労しないです。なぜなら、すでに手なずけられたドライバーがいるからです。

     ただ、ここに問題があります。誰によって手なずけられているのか? 実は「創業者」によって、手なずけられていることが多いです。?二代目?によってではないのです。厳しい言い方をすれば、創業者が退いたら、どうなるか全く分からないドライバーが多い、ということです。

     労働集約型産業である運送事業は「ドライバー」がいなくては事業が成り立ちません。「信じていたのに…」。私がお会いしてきたきめ細かな気遣いのできる創業社長さんですら、一度や二度必ず持つ感情です。

     ドライバーに裏切られ傷つきながら、別のドライバーを信じて登用する。「裏切られながら信じる勇気を持ち続けること」。これが中小運送会社の社長さんの心得なのかもしれません。

     
     
     
     
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