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ムダにしないムダ走り 「あと1回」、それで半額
2014年4月3日
「取引先を訪ねるため、高速道路を乗用車で走ることも多い」という広島市の運送社長。以前は乗用車でも大口ユーザー向けのETC別納カード(当時)を使っていたが、現行のコーポレートカードになってからは月間の利用額が多くないこともあって、一般的なクレジット系のタイプに変更したという。
よく使うのは広島IC─福山東IC間という100キロメートル以内の区間であるため、あらかじめ定められた朝夕の3時間に流入・流出すれば半額になる。ところが、悩ましい問題が浮上。4月から始まる高速道路の新しい料金体系では、これまでと同じような割引を受けるためには「対象となる時間に、1か月で何回走ったかを覚えておくこと。もし規定回数に足りない場合は、近場をムダ走りしないといけないかも…」と冗談交じりに話す。同区間の普通車料金は2600円で、半額になる通勤割引だと1300円。月間に同割引を4回使えば5200円、10回なら1万3000円の計算になるが、4月からはそうはいかなくなるようだ。「4回以下なら割引ゼロで、9回までは3割引。これまでと同じく半額にするには月間に10回以上使わないといけない」と社長。
このルールに沿って計算すれば、通勤時間帯に同区間を普通車で走った場合、9回なら1回当たりの通行料金は1820円であるのに対し、10回では同1300円と、その差は520円。「もし9回なら、月末に1区間(300円)だけムダ走りをして10回にすることで同1320円になる」と話すが、確かに1回で520円の差が出るのは大きい。
「こうした割引は事後に還元する形になるというし、そもそもETCマイレージサービスの事前登録がなければ一切ダメというから、しっかり意識していないと思わぬ損を被るよ」と力説していた。
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