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自重計不正検査に見る「法令の欠陥」ダンプ減少で低い収益性
2015年3月27日
抜け穴だらけのザル法というより、むしろ当初から穴ができることを想定して法令が作られていた──と言った方がしっくりくる。そんな見方すらしてしまう事例だった。土砂ダンプに取り付けられた自重計が適正に作用しているかを検査する業務で、兵庫県の検査業者が不正検査の実態を本紙の取材に認めた件(本紙既報)。48年前に成立した法令によって現在でも回っているとされていた検査業務が、業種の浮沈や経済の大きな流れによって、法や社会の隠れていた欠陥があぶりだされた形だ。
「近年の対象車両の著しい減少と共に人件費、地代、設備維持管理費等の上昇により(中略)下記価格を設定させていただくことになりました。〈記〉現行5000円→改定5800円」。県内に20ある自重計検査を請け負う業者の一つが昨年の秋、トラック・ダンプの大手ディーラーに宛てて、価格値上げのお願い文書を出した。(詳しい内容は、物流ウィークリー3月23日号に掲載しております) -
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