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「人手」ではなく「人材」 自社を客観的に見る
2015年7月30日
「人が来ない・定着しない」という運送会社と同様に、「なかなか仕事に就けない」という若年者の数も決して少なくない。このミスマッチの原因を「運送業界が人手を募集している半面、若年者は単なる頭数としての人手として扱われたくないと考えているから」と話すのは、物流ジャーナリスト倶楽部(東京都新宿区)の森田富士夫氏。
同氏は「運送業界では近年、人手不足が重要な課題として叫ばれ続けているが、この人手という言い方はよくない。労働者を人手として頭数を指すような捉え方をする業界や会社のあり方に問題がある」とし、「若い世代は、自分が人手として括られる業種には入りたいとは決して考えない。半面、人材として扱われるような仕事には就きたいと思っている。これは、専門的なスキルを持ち、10年後、20年後のキャリアパスが示され、その会社での成長の道が見えるような仕事を求めているということ。このような仕事は狭き門になっている。運送業界は人手ではなく、人材を求めるよう考え方を変えれば、従業員の採用や定着も改善してくる可能性がある」と見る。(詳しい内容は、物流ウィークリー7月27日号に掲載しております) -
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