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高速道路の安全対策…対面2車線での死亡事故急増報道
2015年11月6日
「対面2車線の高速道路での死亡事故が急増している」という報道があった。高速道路でありながら対面通行する場合、大型トラックを運転するドライバーからは「怖いと思ったことがある」「スピードを出せず、後ろに渋滞ができると申しわけない気持ち」などの声を聞く。しかし、調査したとされる会計検査院は「そういった発表をしたことがない。マスコミ各社の独自取材によるもの」という。報道が正しいかどうかは別にしても、「対面2車線」が危険なことに変わりはない。
「(高速会社3社の)対面2車線で対向車線にはみ出す事故が昨年までの10年間で677件起き、119人が死亡」「速度制限による経済的損失も1年間で175億円」(NHK)、「2005年から2014年までに対向車線にはみ出す事故が2208件発生し1400人が死傷」(毎日新聞)と報道された。調査したという会計検査院は「報道自体は把握しているが、マスコミ各社の独自取材で、現在は何も発表していない。肯定も否定もできないというのが本当のところ」と話す。実際に事故は増加しているのか。西日本高速道路によると「報道が出たのは知っているが、交通事故の件数などは警察が集計しており、当社では細かい数字は分からない。通達も出ておらずコメントできない」という。同社では対面通行対策としてラバーポールや防護柵を設置。薄層舗装による居眠り防止対策などを実施している。(詳しい内容は、物流ウィークリー11月9日号に掲載しております) -
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