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物流ニュース
バンテック 自動車関連好調で増収増益
2010年12月1日
バンテックは11月8日、第2四半期決算を発表した。
上期は主要顧客である自動車メーカーの生産台数が、エコカー減税と補助金で前年同期比2割増えたことや輸出船積み台数、国内外における航空輸出量、輸入件数の増加などで、売上高は663億7700万円となり、当初見通しを50億円余り上回る増収となった。
利益面では営業利益29億7900万円、経常利益30億7200万円、純利益15億4200万円とそれぞれ上昇した。
海外物流は中国で自動車部品物流が好調なことや、中国や東南アジアを中心とした航空貨物取扱量の増加により、売上高は104億2800万円と大きく増え、営業利益も5億8400万円と高い伸びになった。
営業利益の推移では、利益水準はリーマン・ショック前に比べて、国内物流で9割、国際物流・海外物流で8割まで回復してきたという。
自動車関連以外では、大手卸から受注した3PL案件で大黒物流センターを開設。さらに大手外食から受注した3PLで大阪に新物流センターの開設も進めている。事業インフラ整備も進め、国内事業会社を11社から6社体制に集約し、引越・重量機工事業からの撤退。また、羽田空港営業所の開設などに取り組んだ。
山田敏晴社長は利益率の上昇について「効率化を進めた結果。特に中国での自動車関連で利益率が高くなっている」として、今後の中国におけるロジスティクス事業の進展に期待している。自動車関連以外のノンオートへの事業展開では「やはり、食料品は安定的である」として食料品分野をさらに取り組む考えを述べた。
◎関連リンク→ 株式会社バンテックこの記事へのコメント
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