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物流ニュース
日晶運輸 CNG車を積極導入、グリーン経営取得も視野
2011年1月18日
車両約300台でコンビニ・食品配送をメーンに展開する日晶運輸(橋場宏社長=写真右、北海道北広島市)は、デジタコ、ドラレコ、動態管理システムの導入、階層別の乗務員研修制度を整備するなど、ハード・ソフト両面から輸送品質向上に取り組む一方、環境対策にも注力。CNGトラックを積極導入し、環境に優しい輸送を行っている。昨年6月には「環境保全優良事業者」として北海道運輸局長表彰を受けた。
平成17年に2台、同20年に20台を導入し、大谷地営業所(札幌市白石区)を拠点に現在4t車22台体制。CO2削減の社会的な要請や、不安定な軽油価格への対策としても先手を打った格好だ。
標準より大きめの燃料タンクを備え、1回の充填で300kmほど走行できるため、市外への往復運行にも対応。佐藤潤一常務は「深夜・早朝の配送業務も多いが、CNG車は静かで一般消費者からの反応も良好。荷主企業からもクリーンエネルギーの使用、CO2削減といった面から評価をいただいている」と話す。
同社は現在、本社を対象としてグリーン経営認証の取得に取り組んでおり、近く申請を行う。橋場社長は「全営業所での取得を目指す」と説明。
同社のCNG車は「札幌流通センターSS天然ガススタンド」をメーンに利用。「トラックの効率的な稼働を進めており、1日2回充填なども行うが、待機時間が短く非常に助かっている」と同常務。同社長は「ただ、道内にエコステがもっと整備されなければ遠隔地などへは行けないため、CNG車の普及も進まない」と、さらなるインフラ整備の必要性を訴える。
◎関連リンク→ 日晶運輸株式会社この記事へのコメント
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