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物流ニュース
シグマインターナショナル「中古トラック、いまが売り時」
2011年6月1日
中古トラックの買い取りや輸出を手掛けるシグマインターナショナル(横浜市中区)は、世界に張り巡らせたネットワークでオーダーを集め、ニーズのある車両を中心に取り扱う。山田孝幸社長は「トラックユーザーの皆さんが大切に乗られてきた車両を、その価値に見合った価格で引き継がせてほしい」と語る。
「日本で10年、15年使った車両でも、経済成長を続けている国では高い値段がついている。特に東南アジアや南米からの引き合いが多い」とし、「日本で走っていたトラックは最終的に海外へ行く。高い価値がある間に、中間マージンを排してダイレクトに輸出すれば、その分、高く売れる」とも。
今回の震災で国内の中古トラック市場にも在庫不足などの影響が出ているが、「海外の需要は変わらず高い。日本からの供給が減れば当然、価格は上がっていく。買い取り額も高くできる」と、いまが売り時と説明する。
同社はパソナグループと提携し、運送会社への人材供給も支援している。「当社に利益はなくとも、顧客の運送事業者にメリットがあるならば、できることは何でもやる」。
また、このほど「うんそう繁盛ネット」を運営するロジ・コンビニエンス(佐野真二社長、兵庫県尼崎市)とも業務提携。山田社長は「どうせやるならペーパー上の提携ではなく、がっちりとお互いの強みを提供し合える関係を築きたかった。現状ではすべてがプラスに作用し、相乗効果も期待できる」という。佐野社長も、「会員事業者からの反応の良さに驚いている。当社が目指す運送事業者への経営支援という方向性とも合致しており積極的に紹介していきたい」と話す。
今年度は3000台の取り扱いを目指す山田社長。「アンテナを高く張り、良い情報をキャッチし、最高の条件で取引するのが信条。もったいない売り方をされているユーザーは多い。ぜひ、当社を活用してほしい」と呼び掛ける。
◎関連リンク→ シグマインターナショナル株式会社この記事へのコメント
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