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物流ニュース
中里運送 5月からマッチングプラットフォーム「ドラフト」提供
2022年3月28日
2015年に設立した中里運送(中里悠太社長、東京都目黒区)は5月から、軽貨物ドライバーと荷主のマッチングプラットフォーム「drrraft(ドラフト)」のサービスを開始。事前登録でドライバーが約150人、荷主の登録も始まった。
「ドラフト」は、個人事業主の軽貨物ドライバーがWeb上で直接契約できるマッチングサービスで、荷主はサブスク(月額費用3万5000円〜)で必要な人材と無制限に契約することができる。その上、中間手数料は0円で、ドライバーのサービス使用料も0円となっている。
「ドラフト」について、中里社長は「軽貨物業界は多重下請け構造が常習化しており、そのため、軽貨物ドライバーへの支払いが中間搾取などにより低賃金化している」とし、「この社会的構造の問題をなんとかしたいという思いから開発を決意した」という。
「目指すのは、多重下請け構造を解消し、軽貨物ドライバーの仕事が魅力のあるものへと変えること」とし、「そのために、IT事業開発チームの東村諭弥氏とタッグを組んで作ったサービスで、ドライバーにとつてはメリットしかないものとなっている」と話す。
東村氏は「仲介手数料が無いというところがポイントの一つで、格安で提供できるうえ、仲介手数料が無いので従来に比べて採用コストが大幅に下げられるというのが荷主にとってメリット」とし、「ドライバーも完全無料で使えるので、収入、収益が増えるというのが非常に大きなポイント」としている。
「ドラフト」は、プラットフォーム側の介入を排除し自由な契約市場を提供するものとなるが、ドライバーの多重下請け構造を解消することを目的としているので、荷主情報を得るための事業者による成りすまし登録や社会的にNGなものには、しっかりと対処していくとしている。
◎関連リンク→ 中里運送株式会社
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