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物流ニュース
ビーエム物流 生ゴミをたい肥に「バイオアースメイト」
2011年8月8日
ビーエム物流(大阪府南河内郡河南町)では、運送事業を行うとともに生ゴミ高速処理機を製造、関連会社を通じて販売している。生ゴミ高速処理機「バイオアースメイト」は、先代の社長が昭和58年頃から製造を始めたもので、生ゴミを100%たい肥化して再利用することが可能。
バイオアースメイトの内部は、高速発酵するための発酵菌である微生物を最適な環境で維持するための温度、粉砕するためのかくはん及び適量の空気供給が自動的に行われ、23種類の微生物の働きにより、24時間で生ゴミは5分の1から10分の1に容積が減り、含水率20%前後のたい肥に生まれ変わる。
人が口にするものはすべて分解してしまうが、処理作業は生ゴミを毎日定められた量を処理機に投入するだけ。たい肥は100%畑などで再利用できる。
生ゴミは埋め立てるか焼却処理されることが多かったが、平成に入ってダイオキシンの問題がクローズアップされ、バイオアースメイトが全国から脚光を浴び始めた。
47都道府県の各自治体をはじめ、学校、保育園、病院、老人ホーム、ホテル、食品会社や一般企業など、これまでで約4000台の販売実績がある。同社の飯降英司常務は「低コストで有機物を高速で発酵処理し、地球環境にもやさしい装置。物流とともにうちの柱となっています」と話している。この記事へのコメント
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