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物流ニュース
荷物に合わせて変化 フレキシブル車があれば
2012年3月2日
「住宅エコポイントや震災復興の関連などで、平ボディーの仕事が特需らしいがホンマにそうか?」と岡山県内の運送社長。建築関係の資材配送を手掛ける旧知の同業者から〝超忙しい〟との羨ましい話を耳にする一方、ウイング車ばかりの自社の業態を顧みる。「そこそこ荷物は動いているが、どこまでも続く安値合戦は深刻だ」。
「食品専門だと思っていた事業者にやられてしまった」と、同社が手掛けていた日用品の仕事に過日、他県に本拠を構える中堅の運送会社が割り込んできた。
「トータルで考えないと仕方ないから、採算が合わない部分も割り切って引き受けてきたが、ウマミが残っていた仕事の大半は他社の下請けに回されると同時に、それ以外は従来のままウチが直取引で…という都合のいい話。手を引くことに決めた」と話すが、宙に浮いた格好の数台分の仕事は見つかっていない。
そんな状況で耳にした同業者の特需の情報。「ウイングを切って、平ボディーに変えようかと思う」と苦笑するが、「以前にも中古のボディーを見つけてきて載せ替えたことがある」と丸っきりの冗談でもない様子。「車高が4.1mまで認められる特例を生かすために、箱(ボディー)をコンテナ扱い(荷物扱い)にするという面白いトラックもあるが、積み荷に合わせてボディーをワンタッチで交換できる『フレキシブル車体』のようなものが欲しい」と真剣に願っている。この記事へのコメント
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