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物流ニュース
関東方面の傭車不足 ドライバー確保ままならず
2012年5月8日
運送業界の人手不足が深刻化しているが、ドライバーだけでなく傭車が見つからないという問題も発生しているようだ。
大阪市で食品輸送を行う運送事業者では「ドライバーが突然、退社したため傭車を求めたが、どの運送会社でも他社にまわす余裕がない状態。ドライバーを募集しても未経験者や運転資格のない者ばかりで、思うように人材が確保できない。このため、ドライバー経験のある内勤者が、通常業務を行いながらドライバーにまわるなど大変な状態。専属傭車も数社と取引があるが、その業者も人材不足で厳しいようだ」と語る。
また、大阪府堺市で鋼材や雑貨、倉庫などあらゆる物流業務を展開する事業者でも、「燃料価格の高騰が影響しているのだろうが、長距離を行う事業者が少ないため、関東方面への輸送が困難な状況。また、人手不足で車も確保できず、トレーラでの積み合わせで対応している。しかし、これから繁忙期を迎えれば、国内全体で車両不足・人手不足は避けられないだろう。運賃が上昇したとしても、すぐに車両を確保することは困難」と話す。
大阪市の取扱専業者でも「関東方面の傭車が不足している。現状では輸送需要もまだ余裕があって対応できているが、このまま燃料価格が高値止まりし、人手不足などが続けば、経済動向にも大きく影響するかもしれない」と心配している。この記事へのコメント
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