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物流ニュース
タムラコーポレーション 女性スタッフの力で「なでしこ販促便」
2012年7月12日
タムラコーポレーション(田村隆社長、神奈川県川崎市)は、長年にわたって築き上げた物流インフラを生かした新サービス「なでしこ販促便」を開始する。女性スタッフによる物流・販促のワンストップサービスで、配達はもとより、メーカーなどのニーズがある納品商品の展示やPOPの飾り付け、写真撮影など、従来にはない物流インフラと販促活動が融合した新サービスを提供。この事業を担当する石川隆章・社長付部長は「今まで当社が築きあげてきたものの集大成」と話す。
同社は1989年に設立。緊急輸送など運送サービスの対応から、フリーペーパーの配送と設置、カタログ配達やスーパーでの買い物宅配など、時代とともに変化するニーズをとらえて業務内容を拡大。「運ぶモノを創造する会社」として、独自の発想で事業を生み出してきた。その中でも、多くの女性スタッフがドライバーや物流センター業務で活躍してきた。
今回、新サービスを開発するにあたり、改めて同社の強みを掘り下げていった時に見えてきたのは、末端の物流における女性スタッフの活躍と、販促につながるサービスへの評価だった。
「なでしこ販促便」は、約200人の女性スタッフによる、配送から納品後のケアまで一括で行うサービス。例えば、新商品を発売するメーカーが小売店へ納品する際に、配送した女性スタッフが商品陳列やPOP、ポスターなど販促品取り付けまでを行う。また陳列の状況などを写真撮影で報告し「見える化」することでメーカーの販促のあり方を改善することもできる。
また、宅配では安心感や清潔感を与えることにもつながっている。梱包・封入などの作業や、納品後の細やかな報告など、女性らしさを新たな付加価値にして、メーカーなどの「物流」と「販促」の向上を実現する。
「なでしこ販促便」について田村社長は「今まで顧客からの要望に応えて自然にやっていたサービスは、サービスではなく商品だった」と指摘する。新サービスは、物流インフラを基軸にする同社だからこそ実現できる、この「販促」に焦点をあてたものだ。
◎関連リンク→ 株式会社タムラコーポレーションこの記事へのコメント
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