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    東日本梱包工業組合・古賀新理事長「次世代の教育に注力」

    2012年8月29日

     
     
     

     東日本梱包工業組合の5月の総会で、古賀あや氏(新開トランスポートシステムズ会長)が新理事長に就任した。第9代目の理事長となる古賀氏は「次世代に継承するための教育に力を入れていく。それには、だれが見ても同じように理解し納得する論理的なシステムを構築する必要がある」と語った。


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     従来、荷物の種類や形態に合わせ、一つひとつ木枠を作成する梱包技術は、職人技であり豊富な経験を主体とする部分が多い。しかし、その耐久性や経費などを問われた場合、数値による提示やシステマチックな説明が出来ず、納得してもらい辛い場面があったという。古賀氏は総勢約2000人の社員を率いており、自社の社員にも「物流をシステムとして体系的に捉え、きちんと説明し、納得していただける見積書を作成するよう指導している」と話す。
     会社の創業は昭和25年。大手メーカー2社が取り扱う電話交換器の輸送・設置を一手に引き受けている。大型精密機器の輸送には木枠は必需品であり、昨年創立40周年を迎えた同組合との付き合いも長い。古賀氏は「父である前会長はテクノロジー商品を扱う我々もテクノロジーな体系であるべきと40年前から唱えて取り組み続けていたが、現場への浸透は難しい。しかしこのハードルを越えなくては、いずれ生き残れなくなる」と述べる。
     東日本梱包工業組合では隔年で梱包管理士技術講座認定講座として「工業包装技術認定講座」を開講。基礎コースと専門コースの2段階システムで国際的にも通用する知識と技術を習得できる。「講座の講師は現場での経験豊かな会員が受け持つ。基本知識でのシステム化の構築を目指したい」と語った。
    ◎関連リンク→ 東日本梱包工業組合

     
     
     
     

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