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物流ニュース
日本生協連 太陽光発電を本格展開
2012年9月12日
日本生協連(東京都渋谷区)は8月21日、全国7か所の物流施設の屋根を活用し、太陽光発電を本格展開すると発表した。
尾道冷凍流通センター(広島県)は5月に太陽光パネル設置が完了し、現在稼働に向け準備を進行中。他の6施設でも順次、設置を進め、来年3月までにすべての施設で発電開始する予定。
7か所での発電量の合計は年間で410万キロワット時、一般家庭1000軒分の年間電力消費量に相当する。
日本生協連は、組合員が家庭で太陽光発電した電力の「環境価値」を買い取る「コープさんさんクラブ」を立ち上げ、地域の生協を通じて7月2日から会員募集を開始した。
一般家庭の太陽光発電は通常、自家消費後の余剰電力は電力会社に売電され、その分の「環境価値」も一緒に電力会社に移行する。しかし自家消費した分の「環境価値」はCO2排出削減に貢献していながらも計算されていない状態。そこで自家消費した電力分の「環境価値」を国内クレジット制度に基づき、コープさんさんクラブが会員組合員から買い取る仕組み。
現在、会員を募集しているのはコープかながわ、コープしずおか、市民生協やまなしの3生協。買い取った環境価値は生協の宅配や店舗でのCO2排出と相殺、CO2削減に充当する。今後は全国の生協を通じて同クラブへの参加を呼び掛けていく。
◎関連リンク→ 日本生活協同組合連合会この記事へのコメント
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