-
物流ニュース
脱税軽油求める声 取り締まり厳しく販売業者は応じず
2012年9月24日
数年前の原油価格高騰の後、軽油価格は落ち着きを見せたものの、以前のようにリッター80円台には戻らず、現在も高止まりが続いている。
運送事業者に軽油価格を尋ねると、現在はリッター100円を切る程度で、10年以上前の70円台の価格からは想像もつかない価格。さらに燃料価格は値上がりしているものの、運賃は値下がりしており、運送事業者にとっては厳しい経営が強いられている。
こんな中、再び脱税軽油を利用する運送会社も増えているようで、軽油製品に詳しい業界関係者は「脱税軽油を利用している運送会社もあるようだが、府県税事務所も情報を収集して内偵を進めているのが現状。一部ではインタンクを保有する運送会社を片っ端から調査、街頭で抜き取り調査を行うなど、脱税軽油の利用が増加していることをキャッチし、取り締まりも行われている」と説明。「脱税軽油の取り締まりは厳しく、大きな問題になるのでは」と忠告している。
また、近畿で軽油の販売を行う業者でも、「ユーザーから脱税軽油を求める声も上がっているが、もし、利用したと分かれば厳しい徴収となるのは目に見えている。われわれ販売業者でも、脱税軽油については一切相談に応じないようにしている。現在は、脱税軽油も昔のように造って販売するのではなく、船や建設機械など無税軽油を利用しているため、発覚すればさかのぼって徴収される」と話した。この記事へのコメント
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ