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    ドライバーが不足 大型に続き中型も

    2012年10月5日

     
     
     

     大型トレーラや大型トラックのドライバーが不足しているという話はよく聞くが、最近では中型免許のドライバーも求人を行ってもほとんど見つからない状況で、運送事業者は困惑しているようだ。大阪府堺市で大型トレーラを専門に扱う事業者は「大型トレーラの場合、現在の免許制度では普通免許取得後に中型、そして大型、けん引と資格が必要で、以前からドライバーは不足していた。このため、当社でもトレーラドライバーが不足していたが、需要の低下から現在、車両の小型化ならびにドライバーの育成のため4トントラックを購入し、新たな事業展開を計画している」という。


     このため、4トンドライバーの求人を行っているものの、「問い合わせすらない状態」と、深刻なドライバー不足に悩まされている。
     また、同和泉市で大型トレーラ、大型、4トン車で事業展開する運送会社も、「もともと大型のドライバー不足はわかっていた。しかし、最近では4トンのドライバーまでも不足している。求人関係者からは、『運送業界は求職者から敬遠されている』と説明されたが、その理由は『拘束時間の長さに対して、賃金が低い』など。求職者からは懸念されがちだと説明され、そんなに嫌がられる職業なのかと思い知らされた」と、運送業の人気のなさをしみじみ語っていた。
     業界関係者は「免許制度の変化に伴い、運送事業も大型車などのドライバーが年々不足。さらに中型免許でも、免許を保有しても大きく稼げる時代ではないことを求職者も理解している」と指摘。さらに、「今の若者は勤務時間が長く、休日の少ない職業を避けている。中型免許を持つドライバーの不足が今後、深刻化していくものと予想される」と話した。

     
     
     
     

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