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    名正運輸 世界初「道路交通安全マネジメント」認証取得

    2012年12月6日

     
     
     

     名正運輸(加藤新一社長、愛知県飛島村)は、国際標準化機構(ISO)が新たに策定した道路交通安全マネジメントシステムの国際規格ISO39001の認証取得に向け、最終国際規格案であるFDISの認証を受けた。11月には正式な国際規格として発行され、差分審査を経てISOに移行する。FDISの登録番号は「0001」で、ISO移行後も引き継がれることから、道路交通安全マネジメントシステムで世界初の取得となる。


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     日本品質保証機構(JQA、森本修理事長)が9月14日に開いた判定会で認証を決定、9月20日に東京都で登録証の授与式が行われ、加藤社長が森本理事長から登録証を受け取った。
     ISO39001は道路交通事故による死者や重大な負傷者の発生根絶を目的に策定された国際規格。同社は39001の国際規格策定の段階から参画し、事前に取り組む企業5社の中に名を連ねている。
     同社は2010年からISO取得に向けた取り組みをスタート。同年に品質規格の9001、環境の14001を取得し、翌2011年には労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS)18001も取得した。Gマークについても対象となる開設3年以上の営業所では100%取得している。
     具体的な取り組みとして、全ての車両にデジタコを装着。最近では、役員らが抜き打ちで各営業所のトラックを尾行する「追走指導」も開始。デジタコによる走行記録では分かりにくい「一時停止」や見通しの悪い道路での徐行の徹底などについて確認し、毎月1回開くドライバーミーティングの指導材料に役立てている。
     また、管理職を含めた社員が年2回、運転記録証明を取得し、業務外での違反や事故発生状況についての把握にも努めている。
     これらの取り組みにより、8月末時点での構内事故を含む事故発生件数は、前年同期比で約3分の1に減少した。
     同社の山口嘉公・車輌統括部長は「事故ゼロは業界全体の課題でもある。世界初の認証を受けたことで、当社がその一翼を担うことができれば」と話している。
    ◎関連リンク→ 名正運輸株式会社

     
     
     
     

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