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物流ニュース
佐川急便 3輪EVを試験導入、京都市にまず2台
2012年11月16日
佐川急便は10月29日、3輪電気自動車の試験導入説明会を実施。同社では現在、環境保全活動の一環として、天然ガス自動車をはじめとするエコカーの導入を積極的に進めているが、このほど創業の地である京都で、宅配便の集荷・配達に3輪電気自動車(3輪EV)を試験導入した。
関根眞二・西日本支社長は「都市部における小口配送について、京都のような狭い路地にこそ効果を発揮すると期待している。また、当社では積極的に女性を採用しており、3輪EVがトラックに比べて抵抗がないのではと思っている」とあいさつした。
今回導入された3輪EVは光岡自動車とユアサM&Bが開発した新型車で、SGモータースが集荷・集配に適した専用ボディーを製造。SGモータースの谷本育生社長は、「今後、現場の声に合わせてさまざまなパターンを作っていきたい。この1年間で、どのようなトラブルが出るのかなど、検証していきたい」と説明した。
同3輪EVは1回の充電で60キロの走行が可能で、バッテリーの寿命は約10年。最大積載量は100キロ。2人乗りで試験導入台数は2台。集配エリアは京都市中京区一帯で今後、1年をメドに各種データを取得していく。
導入先を京都市にした理由について、「細い道路が多く、多数の商店やオフィス、住居が立ち並ぶエリアで、当社では台車や自転車などで集配を行っている。3輪EVはコンパクトで機動力があり、走行中に排ガスを出さないため、環境面はもちろん、効率的な集配での効果を期待している」としている。
同説明会後、入社4年1か月という京都店の長田哲子(のりこ)さんが3輪EVに乗り、得意先への配達を行った。
◎関連リンク→ 佐川急便株式会社この記事へのコメント
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