【福井】ニューチップ運送（佐々木孝明社長、丹生郡越前町）はこのほど福井銀行が取り扱う「ＳＤＧｓ私募債」を通して近隣の小学校へ備品の寄贈を行った。

同私募債は発行企業と同行が地域社会の課題解決に貢献することを目的とした商品で、私募債発行時における手数料の一部（発行金額の０.２％相当額）より物品を購入。ＳＤＧｓ活動が行われている団体等へと寄贈を行うもので、寄贈先は私募債を発行する企業が選択できる。

寄贈先となったのは越前町立萩野小学校で、７月２０日には佐々木正江取締役（写真中央）が社長や自身の母校でもある同校を訪れ、銀行の関係者とともに加藤瑠美校長（同右）へと目録を手渡すセレモニーに出席。善意は校内で使用するテントや音響設備といった備品へと充てられ、終業式にも招かれた佐々木取締役は全生徒へ向けて「私もここの卒業生。お役に立ちたいという気持ちで寄贈しました。大事に使って下さい」との言葉を贈った。

加藤校長は一連の流れを歓迎した上で「こうした企業が地域にいてくれることは心強いし、励みになる。本当にありがたい」と謝意を表明。また同社では新たに経営理念を設けたばかりで、今回の動きはそのなかにある「地域とともに発展していく」という思いにも通じるものだ。

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