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物流ニュース
リースのプロが教える運送業の資金繰り「助かる方法はある」
2023年7月19日
長引くコロナ禍や世界情勢の不安で景気回復の兆しが見られず、厳しい経営環境を強いられている日本企業は少なくない。運送事業者も同様で、燃料高騰や物量減少、人材不足など、追加の悪条件も出揃っている。
そんななかで、少しでも運送経営の手助けができればと、リース会社や中古ディーラーがさまざまな提案を行っているという。
全国で車両リース事業を展開する大手の担当者は、「ユーザーのなかには経営が行き詰まり、最終的に倒産といったケースも起きている」と説明。「もう少し早い段階であれば何らかの対策が講じられたが、運送経営者のなかには、『リース会社=金融機関』との考えで、銀行に情報が洩れて資金繰りに影響が出るのではと懸念され、相談されない方が多い」という。
同担当者は、「相談してもらえれば助かる方法はある」とし、「5年リースで、あと1年で終了の車両で、毎月の支払いを少しでも抑えたい場合、残り1年分を4年で契約しなおす方法もある」と説明。「こうした提案を行いたいが、運送経営者は資金繰りを知られるのを嫌い、また、支払い変更は金融機関の信用を失うという思い込みも強いので、相談してくれない」という。
大阪府南部で車両の買取・販売を展開する中古ディーラーも、「リース会社だけでなく我々にも相談してもらえれば、提携先リース会社などに提案して何らかのサポートはできるはず」とし、「経営者が一人で抱え込んで最悪の事態を招くよりも、まずはこの厳しい情勢を乗り越えるために相談することが、危機回避につながるのではないか」と語る。
運送経営者は孤独で、特に資金面での相談は相手が限られてくる。危機的状況を招く前に、車両を生かした資金繰り案をプロに指南してもらうことも必要かもしれない。
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そんな事でどうにかなるなら潰れないよ
仕事がない金がない人がいない
車検代や修理代が高い、3ヶ月点検に毎年車検代、壊れやすい排ガス規制マフラー修理代、冷凍機修理代、年2回健康診断、社会保険会社負担、損害保険、高速代、バカ高い軽油代
これらを支払えないから潰れる
運送会社はますます減るだろう
プラス車両購入費用があったな
毎年数千万円のローンだ
そもそも薄利であるビジネスモデルなんだから、利益の一部から返済する額が大きければ、その分資金繰りが苦しくなるわな。
ホントに効果的か自分で運送業をやってみてビジネスモデルを根拠に話せば良いけど素人考えで無責任な意見が幅きかせている現状が問題だと思います。
リースねぇ。根本的な運賃の問題を解消しないとリースだろうがなんだろうが潰れることには変わりないのでは
運賃が安すぎる。これに尽きる。
適正価格、適正利潤を確保できなければビジネスとして成り立つわけがない。