-
物流ニュース
玉家運輸倉庫 経営計画発表会「楽しく働ける会社目指す」
2023年5月31日
【神奈川】玉家運輸倉庫(児玉聖司社長、横浜市)並びにワン・ツー・ストック(同)は5月2日、経営計画発表会を開催した。
玉家運輸倉庫は54期、ワン・ツー・ストックは37期を迎えた。昨年度の業績については、2019年の台風による被害の影響を脱し、過去最高の売り上げを達成した。児玉社長は「皆さんの実力の賜」と述べ、社員の努力を労った。
事業分野別では、秋にコロナ対策の消毒用アルコールの需要が伸びたことが倉庫部門の活性化につながった。また、ウクライナ戦争の影響により、既存取引先が引き締めを行い在庫数が減少したものの、新規顧客の開拓を積極的に展開。顧客の入れ替えによる単価の改正が、業績アップに貢献したと説明した。
児玉社長はAIなどのテクノロジーの発展が仕事に与える影響について言及。人間がやってきた作業をAIや機械が担うように変化していく中で、「楽しく仕事をすることは人間にしかできないこと」とし、「楽しく仕事をする以外に仕事をやる意味がなくなってくる」と指摘した。そのために、学びと成長の機会提供やチームワークを大切にした組織風土の醸成が重要であると強調。「社員が自分の才能や興味を生かし、楽しく働ける環境を整えることを経営の最優先課題とする」とした。
今後5年間を見据えた長期事業構想については、新規事業の立ち上げにあわせて賃貸契約により自社拠点の拡充をはかり、売り上げの倍増、社員数105人を目指す。
目標実現を目指すにあたり、「従業員重視」「お客様本位」「独自能力」という3点の基本方針を策定。方針に則った取り組みについて、同社長が社員へ説明し、協力を呼びかけた。それに応えて幹部を代表して、第一運輸課の岩崎久大課長が登壇。「社員一人ひとりの夢の実現のために全力で取り組む」と決意を表明した。
同日には、社員表彰を実施。「社長賞」「優秀社員賞」「新人賞」など各賞に選ばれた社員5人へ児玉社長から表彰状が贈られた。
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ