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物流ニュース
深刻な人手・車両不足 直荷主でも断る
2013年12月25日
大阪府泉北郡のA社は、大手鋼材メーカーから下請けの荷主企業の配送を紹介されるケースが増えてきていると話す。同社によれば現在、直接取引している荷主メーカーが下請けとして使っている鋼材荷主を紹介され、配送を請け負うよう依頼された。車両不足で対処できないが「話だけでも」とのことで紹介された荷主企業を訪れたが、やはり輸送内容は想像していたものだったと語る。
輸送内容は関西から中部や中国地方への中・長距離輸送で、運賃は決してよくない。事業拡大に伴い輸送が増加することから、元請けの同社の直荷主に運送会社の紹介を依頼したようだ。同社では丁重に車両不足を理由に断ったが、現在の状況では運賃がよほど高くなければ車両確保は困難と話していた。
また、大阪市のB社でも「大手荷主からの紹介で荷主企業を紹介されたが、現在、直荷主の輸送だけで精いっぱいで他の輸送を行える余裕はない。また現在では、よほど運賃が高額でなければ傭車にも来てもらえない。万一仕事を受けたが運べない状態になれば、直荷主にも迷惑をかけることになるため、当社でも断ることが多い」と語った。この記事へのコメント
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