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物流ニュース
キリンとサントリー 賞味期限「年月表示」に
2014年7月7日
キリンビバレッジとサントリー食品インターナショナルは6月3日、清涼飲料の賞味期限の「年月表示」への移行について今後の進め方を発表した。
両社は消費財流通業界の企業が主体となって2011年8月に立ち上げた「日本TCGF」に参加し、国内での非競争分野における共通課題の解決に向けて活動している。その一つの「サステナビリティプロジェクト委員会」では、製配販のバリューチェーンにおける環境課題(地球温暖化防止、廃棄物削減など)を整理し、解決することを目指し、清涼飲料の賞味期限の「年月表示」への移行について具体的に取り組んでいる。
今後、加工食品のうち清涼飲料について賞味期限が1年以上の賞味期限を「年月表示」とする。また、賞味期限の表示方法を業界内で各社標準化し、かつ漢字表記とする(「○年○月」)。賞味期限をもとに配送や保管、店陳を日別に管理していたものを月別に管理することで、サプライチェーン上の環境負荷(物流拠点間の転送及び転送に由来するCO2排出など)や非効率(物流倉庫の保管スペース、店頭の先入先出作業など)を軽減できるとしている。
現時点で移行が決定している商品は、キリンが缶コーヒー「ファイア」など、サントリーが缶コーヒー「ボス」「サントリーウーロン茶」など。今後、対象品種を順次拡大する。
◎関連リンク→ キリン株式会社この記事へのコメント
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