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物流ニュース
イオングローバルSCMと花王 鉄道コンテナ往復利用
2014年9月5日
イオンの連結子会社で物流を担うイオングローバルSCMと花王のロジスティクス部門は4日、JR貨物の協力のもと、輸送に伴うCO2排出量削減と物流効率化を狙い、両社で東京─福岡間の鉄道コンテナを往復利用すると発表。
東京─福岡の往路では花王製品を、福岡─東京の復路ではイオンのブランド「トップバリュ」を同じ鉄道コンテナで輸送する。これにより、従来のトラック輸送と比較し往復の配送で約2.8トンのCO2排出量の削減を図る。
また、スムーズなモーダルシフトを実現する「31フィートコンテナ」を使用。従来の12フィートコンテナの約2.5倍の長さで、大型トラック1台分の積載量とほぼ同じであり、トラックから鉄道などスムーズにモーダルシフトが可能となる。大型トラックと同じサイズであることから、荷捌きも効率的という。
両社は、共通した環境への取り組みを背景に、CO2排出量削減のため鉄道輸送拡大に向けて、小売業やメーカー有志により結成された「鉄道輸送研究会」で、鉄道輸送の効率的運用などについて研究してきた。この中で、イオングローバルSCMから花王に、今回のCO2排出量削減の取り組みの提案があり、花王はこれに賛同して検討をスタート。今年4〜8月には実証実験を行った。この記事へのコメント
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