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物流ニュース
全国事業者大会 分科会で事例発表と意見交換
2014年10月20日
9日に福岡市で開催された第19回全国トラック運送事業者大会では、1500人を超える事業者が集い、業界の抱える諸課題について、力を結集して取り組んでいくことを決議するとともに、現状の課題に対する取り組みに関して分科会を設け、事例発表や意見交換が行われた。
「交通安全対策の推進」をテーマに行われた第1分科会では、プロデキューブの高柳勝二社長をコーディネーターに、丸山運送(仙台市)運行管理室の丹野秀行室長、ロジックスライン(千葉県成田市)の沢田秀明社長、久保運送(広島市西区)の久保満社長がパネリストとして参加。交通安全について各社の取り組みを発表するとともに、意見交換が行われた。パネリストの3社は、交通安全対策を積極的に進め、良好な結果を出している事業者として選定されただけに、その取り組みには注目が集まった。事例発表した3社に共通するのは、ドライバーとのコミュニケーションの充実を図るとともに、運転や仕事に対する意識改革を促すことが事故防止につながっていくということだった。
一方、「人材確保及び育成」をテーマに行われた第2分科会では、日本PMIコンサルティングの小坂真弘社長をコーディネーターに、鳴海急送(名古屋市緑区)の酒井誠社長、ケイシン(大阪府摂津市)の丸山英之社長、希望が丘高校自動車専攻科(福岡県中間市)の安部幹也科長、国交省自動車局貨物課の神澤直子専門官がパネリストとして参加。人材確保や育成について意見交換が行われた。
同分科会は事業者、学校、行政と、それぞれの視点で活発な意見交換が行われた。事業者からはドライバー教育の取り組み事例、行政からは女性の積極的な活用、学校からは業界のPR不足や協力体制の構築の必要性などが述べられた。
安全対策や人材確保・育成と、業界が抱える最重要課題がテーマとなった今回の分科会だけに、出席した事業者らの関心も高かった。
◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会この記事へのコメント
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