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物流ニュース
萠運輸 カンボジアの情報をFMラジオで発信
2015年3月26日
萠運輸(近澤洋太社長、北海道苫小牧市)は昨年5月から、FMラジオ局さっぽろ村ラジオ(81.3MHz)で「カンちゃんのカンボジア放浪記」という番組を持ち、毎週カンボジアの情報などを発信している。
カンボジアに精通している「カンちゃん」をMCとして、火曜日の午後2時30分から1時間の生放送。インターネットなら全国から放送を聴くことができる。
同社は昨年、カンボジアに現地法人「モエトランスポートカンパニー北海道」を設立し、日本で使われなくなった衣類、家具、食器、装飾品、玩具などを輸出、リサイクルショップ「しろいとり」で販売している。収益の多くは現地での雇用拡大・人材育成に還元し、孤児院出身者の自立支援などに充てている。ラジオ番組では、これらの取り組み状況を報告するほか、協力先などからゲストを募り、軽妙なトークと音楽を届けている。
同10日の放送では近澤社長が出演し、「しろいとり」の日本人とカンボジア人スタッフと電話をつなぎ、販売動向や店舗の雰囲気などを紹介。また、学生主体の国際支援NPO法人と業務提携した取り組みの進捗状況を報告した。これは、同社が持つカンボジアまでの物流ルートを活用して、NPO法人が集めた物資をカンボジアの日本語学校まで無料で届けるほか、リサイクルショップでも専用コーナーを設けて販売し、収益を全額還元する活動。放送前日の9日に第1便が現地に到着したことを受けて、事業が順調に進んでいることを報告した。
同社は現在、苫小牧を拠点に古物や不用品を集め、毎月40㌳コンテナ2〜3本を定期的に輸出しているが、今後、札幌での収集にも注力する方針。1日から札幌営業所を東区から手稲区に移転し、300坪の倉庫を併設しており、番組でも「十分な保管スペースを確保し、受け入れ態勢が整った。持ち込みも回収も可能なので、お声かけいただきたい」と告知した。
「売れ筋は服、壺や置物、家具、布団、ベッドマットなど。着物と白物家電以外はだいたい扱える。販売も好調で、多店舗展開を視野に入れている」という。
◎関連リンク→ 株式会社萠運輸この記事へのコメント
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