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物流ニュース
愛媛県など 電動トラックの実証運行試験を開始
2015年3月28日
愛媛県と三共オートサービス(愛媛県四国中央市)、日本郵便輸送、日通商事、電気自動車普及協会が進めてきた業務用の4トントラックを電動トラックに改造するプロジェクトについて、試作車両による実証運行試験が開始される。
同プロジェクトは、既存トラックの電動トラック化技術による新産業の普及と、環境破壊を食い止めるクリーンエネルギー物流の普及を目指す取り組みで、平成25年9月から開発を進めてきた。試作車両は、日本郵便輸送が郵便物の集配に実際に使用している4トントラックをベースに、三共オートサービスと県EV開発センターが技術支援を行い、日通商事が部品調達を支援し、改造を進めてきた。ディーゼルエンジンを取り外しモーターに置き換えられた試作車両は、サイズや乗車定員は従来と同じで、1回の充填で約100キロ走行。リチウム電池を搭載し、最大積載量は3.75トンと既存車両より600kg少なくなる。
2月16日には県庁で、三共オートサービスから日本郵便輸送への車両の引き渡しが行われた。今後、日本郵便輸送四国支社が1年程度かけて実際の走行ルートでの実証運行試験を続けて、試験結果を踏まえて改良。平成28年度に国交省補助金を活用して10〜20台を電動トラック化とし、同29年度から本格市場導入をめざす。この記事へのコメント
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