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物流ニュース
厚労省 「見える」安全コンクール、労災防止の意識向上
2015年5月12日
「労働災害」防止は運送事業者にとって重要な問題だ。厚生労働省が進めている「見える」安全コンクールの受賞作の発表が3月10日にあったが、物流関係の応募では次のようなものがあった。
「朝礼で全ドライバーがそろわないため、報告内容を共有できない」という問題に対し、「議事録を回覧板に挟み、必ず読んで確認印を押させる。 押していない人がいる場合は声を掛け、読ませてから印を押させる。社員だけでなく、運転者も含めた全員に確認させることができ、安全衛生会議の内容を共有させる」ことができたという。そのほか、「物流センターへのすべての来場者が入場から退出まで安全に行動できるよう、願いを込めて作成した」という「交通看板」の作成など。
応募作の大半が建設業や製造業で、運送業からの応募はほとんどなかったようだ。しかし、業種別の発生状況を見ると「第三次産業(1459人)、製造業(931人)、建設業(541人)、陸上貨物運送事業(479人)の順で多く発生している」(平成27年2月)となっている。
労働災害を1件でも減少させるために、このようなコンクールにも積極的に参加して意識の高揚が求められる。
◎関連リンク→ 厚生労働省この記事へのコメント
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