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物流ニュース
一軒家購入で人材を確保 従業員同士でルームシェア
2015年5月28日
雇用問題で頭を抱える運送事業も多い中で、大阪府の運送事業者の話を聞くと、「面接に来る人材は、寮を希望してくる者が多い」と話す。
同社は、長距離から地場輸送まで手がけており、車両も大型車から2トン車まで保有している。即戦力を求めている同社長は「年齢を問わず、元気とやる気のある人材を雇用している」という。そのため、同社では会社の近くに一軒家を購入し、従業員同士でルームシェアをさせている。
同社長は「長距離輸送をしたいと言ってくれる人材は、独り身の者が多い。近くで家を借り、光熱費などを払うことを考えれば、会社で寮として一軒家を購入するか借りて賃貸にし、ルームシェアさせることで、ドライバーの体調管理や孤独感の解消にもつながると考えている」と話す。また、従業員の生活費も軽減できるため、メリットも増えて、福利厚生も充実できる。
「ドライバーがいなければ仕事ができない。ドライバーを確保するためにも、少しでも働きやすい環境にすることが、これからは重要。先を見据えた取り組みでしっかりと会社を守っていきたい」と語る同社長。
運送業界は魅力のない業界になっていると感じており、少しでも環境を改善して、ドライバーが働きやすい職場にすることで人材の確保に努めている。この記事へのコメント
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