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ブログ・上西 一美
第143回:リスク高い生活道路 必ず「構えブレーキ」で
2025年6月20日
日本事故防止推進機構(JAPPA)の上西です。3月に入り、荷物も交通量も多くなり、さらに道路の工事なども重なって、渋滞などが発生しやすくなるのではないでしょうか? この時期は、しっかりと渋滞情報を確認して、早めの行動を取ることで、焦って運転する状況は回避できると思います。そして、もう1つ注意しないといけないのが、生活道路での走行です。渋滞を回避しようとして、生活道路など抜け道を走行することが多くなる可能性があります。生活道路は、幹線道路と比べると事故のリスクが高まります。できる限り、生活道路を走行しないような時間に余裕の持った運行を計画すること、そして、万一、生活道路を走行する際は、細心の注意を払って走行することが大切となります。
具体的にやっていただきたい運転行動は2つあります。1つ目は、歩行者や自転車の側方を通過する時は、徐行もしくは1m以上の間隔を空けることです。これは道交法に定められているルールですので、すべての運転者が守る必要があります(自転車に関しては、その間隔や速度は現在の道交法では決められていません)。

2つ目は、信号のない交差点に進入する時、必ず「構えブレーキ」で侵入することです。構えブレーキとは、ブレーキに足を置く習慣を言いますが、生活道路の交差点は、いつ、どのタイミングで何が飛び出してくるか分かりません。その飛び出しの時に、アクセル全開で踏んでいると、踏み替え時間をロスします。その少しの遅れで、相手の命を奪うことになるのです。よって、この構えブレーキを必ず行うようにしてください。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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